Loading...
インド最大のスラム街ダラヴィに住むムラドは、ラップと出会い人生が一変、ラップバトルで優勝を目指す! その道のりで、親との衝突、友や恋人との絆を通して成長していく。
実在するアーティストの驚きの半生を描き、世界中で喝采を浴びた注目作が日本公開!主演は、次世代のキング★オブ★ボリウッドと目されるランヴィール・シン!メガホンを取るのは、北インド映画界の実力派女性監督ゾーヤー・アクタル。プロデューサーはUSヒップホップ史に燦然と輝く数々の名曲で知られるラッパーNAS。ムラドはなぜ、ラップにのめり込むのか?背景には、インド社会が抱える格差、宗教的差別から解放されたいと願う若者の現実が潜んでいる−−。
ムラド(ランヴィール・シン)は、雇われ運転手の父を持ち、スラムに暮らす青年。両親はムラドが今の生活から抜け出し成功できるよう、彼を大学に通わせるために一生懸命働いていた。しかしムラドは、生まれで人を判断するインド社会に憤りを感じ、地元の悪友とつるみ、内緒で身分の違う裕福な家庭の恋人と交際していた。ある日大学構内でラップをする学生MCシェール(シッダーント・チャトゥルヴェーディー)と出会い、言葉とリズムで気持ちを自由に表現するラップの世界にのめりこんでいく。そして“ガリーボーイ”(路地裏の少年)と名乗り、現実を変えるためラップバトルで優勝を目指す事を決意する。
  • 1985年7月6日ムンバイに生まれる。本名はランヴィール・シン・バブナーニー。インド・パキスタン分離独立時に祖父母が現パキスタンのシンド地方から移住したシンディー人で、女優ソーナム・カプールとも親戚に当たる。米インディアナ大で文学士号を取った後、2010年に映画界入り。ヤシュ・ラージ・フィルムズのオーディションに合格し、『Band Baaja Baaraat』でアヌシュカー・シャルマーの相手役としてデビューを飾った。人気がブレイクしたのはサンジャイ・リーラー・バンサーリー監督作『銃弾の饗宴 ラームとリーラ(Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela)』(13)からで、相手役のディーピカー・パードゥコーンとは2018年に結婚した。同じバンサーリー監督作『Bajirao Mastani』(15・未)、『パドマーワト 女神の誕生』(18)と2人の共演は続き、いずれも大ヒット。その年末には『Simmba』(未)が、年明けには『ガリーボーイ』(19)が大ヒットと、ボリウッドの稼ぎ頭となった。
    1993年3月15日ムンバイ生まれ。父は人気監督のマヘーシュ・バット、母は女優のソニー・ラーズダーン、父の前妻の娘プージャー・バットはかつての人気女優でプロデューサー、叔父のムケーシュ・バットも大物プロデューサーという芸能一家に育つ。1999年の子役での出演を経て、2012年カラン・ジョーハル監督作『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』で本格デビュー。その後主演作が続いたが、特にここ3年ほどの間にめきめきと実力をつけて、若手女優のNo.1的存在となった。『パンジャブ・ハイ(Udta Punjab)』(16)以降はほとんどの作品で映画賞ノミネートの常連となり、2018年の『同意(Raazi)』ではついにフィルムフェア誌賞の主演女優賞を射止めた。本作でも、時にエキセントリックな部分を噴出させるサフィナで印象的な演技を見せている。私生活では、『SANJU/サンジュ』(18)のランビール・カプールとの熱愛がたびたび報道されており、現在共演作を撮影中である。
  • 1993年4月29日、ウッタル・プラデーシュ州生まれ。ムンバイのカレッジ卒業後、演劇活動と公認会計士の仕事を両立させていたが、「ボンベイ・タイムズ」紙のタレント発掘で優勝し、本格的に俳優の道を歩むことに。以後、ダンスや武術、アクションの訓練も重ね、連続ドラマ「Life Sahi Hai」(16・未)、「Inside Edge」(17・未)に出演。ゾーヤー・アクタル監督に見出されて出演した本作で、一挙に注目される存在となった。
    1984年1月10日生まれ。フランス人の両親のもと、南インドのポンディシェリーで誕生。ウーティー近くの村で成長し、ロンドン大学に進学。演劇を学び、劇団で女優として活躍した。インドに帰国後、2009年にアヌラーグ・カシャプ監督作『デーウD(Dev D)』でデビュー。幼い娼婦を演じて注目され、フィルムフェア誌賞助演女優賞を獲得した。その後『人生は一度だけ(Zindagi Na Milegi Dobara)』(11)、『若さは向こう見ず』(13)、『マルガリータで乾杯を!』(14)等で達者な演技を見せ、演技派女優としての地歩を築く。私生活では2011年にアヌラーグ・カシャプ監督と結婚したが、2013年に別離宣言をした。
  • 1969年7月17日デリー生まれ。デリー大のカレッジ時代も舞台に立っていたが、卒業後ムンバイに移り、1999年から端役で映画に出演する。演技が認められたのはミーラー・ナイール監督作『モンスーン・ウェディング』(01)で、したたかなウェディング・プランナーが、使用人のアリスとマリーゴールド婚をする姿は、強い印象を残した。そのほか『デリー6(Delhi 6)』(09)など、約100本の映画に出演しているベテラン俳優である。
    出身は南インドのハイダラーバード。家はマルワーリーという商人カーストで、プネーの映画・テレビ研究所で学ぶことを両親に反対され、友人の援助で研究所の演技コースを修了した。ムンバイに移り短編映画に出演後、2012年の『Chittagong』(未)で長編映画デビュー。『ピンク(Pink)』(16)出演などを経て、『Monsoon Shootout』(14・未)では主役の警部に抜擢された。『マントー』(18)にも出演している。
1985年7月6日ムンバイに生まれる。本名はランヴィール・シン・バブナーニー。インド・パキスタン分離独立時に祖父母が現パキスタンのシンド地方から移住したシンディー人で、女優ソーナム・カプールとも親戚に当たる。米インディアナ大で文学士号を取った後、2010年に映画界入り。ヤシュ・ラージ・フィルムズのオーディションに合格し、『Band Baaja Baaraat』でアヌシュカー・シャルマーの相手役としてデビューを飾った。人気がブレイクしたのはサンジャイ・リーラー・バンサーリー監督作『銃弾の饗宴 ラームとリーラ(Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela)』(13)からで、相手役のディーピカー・パードゥコーンとは2018年に結婚した。同じバンサーリー監督作『Bajirao Mastani』(15・未)、『パドマーワト 女神の誕生』(18)と2人の共演は続き、いずれも大ヒット。その年末には『Simmba』(未)が、年明けには『ガリーボーイ』(19)が大ヒットと、ボリウッドの稼ぎ頭となった。
1993年3月15日ムンバイ生まれ。父は人気監督のマヘーシュ・バット、母は女優のソニー・ラーズダーン、父の前妻の娘プージャー・バットはかつての人気女優でプロデューサー、叔父のムケーシュ・バットも大物プロデューサーという芸能一家に育つ。1999年の子役での出演を経て、2012年カラン・ジョーハル監督作『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』で本格デビュー。その後主演作が続いたが、特にここ3年ほどの間にめきめきと実力をつけて、若手女優のNo.1的存在となった。『パンジャブ・ハイ(Udta Punjab)』(16)以降はほとんどの作品で映画賞ノミネートの常連となり、2018年の『同意(Raazi)』ではついにフィルムフェア誌賞の主演女優賞を射止めた。本作でも、時にエキセントリックな部分を噴出させるサフィナで印象的な演技を見せている。私生活では、『SANJU/サンジュ』(18)のランビール・カプールとの熱愛がたびたび報道されており、現在共演作を撮影中である。
1993年4月29日、ウッタル・プラデーシュ州生まれ。ムンバイのカレッジ卒業後、演劇活動と公認会計士の仕事を両立させていたが、「ボンベイ・タイムズ」紙のタレント発掘で優勝し、本格的に俳優の道を歩むことに。以後、ダンスや武術、アクションの訓練も重ね、連続ドラマ「Life Sahi Hai」(16・未)、「Inside Edge」(17・未)に出演。ゾーヤー・アクタル監督に見出されて出演した本作で、一挙に注目される存在となった。
1984年1月10日生まれ。フランス人の両親のもと、南インドのポンディシェリーで誕生。ウーティー近くの村で成長し、ロンドン大学に進学。演劇を学び、劇団で女優として活躍した。インドに帰国後、2009年にアヌラーグ・カシャプ監督作『デーウD(Dev D)』でデビュー。幼い娼婦を演じて注目され、フィルムフェア誌賞助演女優賞を獲得した。その後『人生は一度だけ(Zindagi Na Milegi Dobara)』(11)、『若さは向こう見ず』(13)、『マルガリータで乾杯を!』(14)等で達者な演技を見せ、演技派女優としての地歩を築く。私生活では2011年にアヌラーグ・カシャプ監督と結婚したが、2013年に別離宣言をした。
1969年7月17日デリー生まれ。デリー大のカレッジ時代も舞台に立っていたが、卒業後ムンバイに移り、1999年から端役で映画に出演する。演技が認められたのはミーラー・ナイール監督作『モンスーン・ウェディング』(01)で、したたかなウェディング・プランナーが、使用人のアリスとマリーゴールド婚をする姿は、強い印象を残した。そのほか『デリー6(Delhi 6)』(09)など、約100本の映画に出演しているベテラン俳優である。
出身は南インドのハイダラーバード。家はマルワーリーという商人カーストで、プネーの映画・テレビ研究所で学ぶことを両親に反対され、友人の援助で研究所の演技コースを修了した。ムンバイに移り短編映画に出演後、2012年の『Chittagong』(未)で長編映画デビュー。『ピンク(Pink)』(16)出演などを経て、『Monsoon Shootout』(14・未)では主役の警部に抜擢された。『マントー』(18)にも出演している。
Filmography
2009『チャンスをつかめ!(Luck by Chance)』(第22回東京国際映画祭2009で上映)
2011『人生は一度だけ(Zindagi Na Milegi Dobara)』(第8回ラテンビート映画祭2011で上映)
2013『ボンベイ・トーキーズ(Bombay Talkies)』(オムニバス映画、Netflixで配信中)
2015『慕情のアンソロジー(Lust Stories)』(オムニバス映画、Netflixで配信中)
2018『Dil Dhadakne Do(心は高鳴るままに)』
2018『ガリーボーイ(Gully Boy)』
1972年10月14日ムンバイ生まれ。父は有名な詩人、作詞家で、『炎(Sholay)』(75)等ヒット作の脚本家としても知られるジャーヴェード・アクタル。母は脚本家のハニー・イーラーニーだが、両親は1985年に離婚、父はその後大物女優シャバーナー・アーズミーと再婚した。弟は、監督、俳優、プロデューサーとして活躍する、『ミルカ』(13)の主演俳優ファルハーン・アクタル。インドの大学を卒業後、ニューヨーク大の映画学校で映画製作を学び、1998年『Bombay Boys』(未)の助監督として映画界入り。その後、弟ファルハーンの方が先に『Dil Chahta Hai』(01・未)で監督デビューしたため、この作品や、次作『Lakshya』(04・未)で助監督を務めた。2009年『チャンスをつかめ!』で監督デビュー。続く『人生は一度だけ』(11)がヒットし、舞台となったスペインにインド人観光客が押し寄せる現象が起きたことから、その手腕が評価される。以後、アヌラーグ・カシャプ、カラン・ジョーハル、ディバーカル・バネルジーという個性的な大物監督たちと組んで、2本のオムニバス作品、『ボンベイ・トーキーズ』(13)と『慕情のアンソロジー』(18)を発表。その合間には、豪華スター競演の『Dil Dhadakne Do』(15・未)をヒットさせた。2019年に米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーより新規会員の招待を受けた。
アッサム州ゴウハティ出身。アーシュトーシュ・ゴーワリカル監督作『ラガーン(Lagaan)』(01)やファルハーン・アクタル監督作『Dil Chahta Hai』(01・未)等の助監督を経て、2007年『Honeymoon Travels Pvt. Ltd.』(未)で監督デビュー。この作品をエクセル・エンターテインメントが手がけたことから、製作に加わっていたゾーヤー・アクタルと知り合い、以後、お互いの監督作で脚本を提供し合ったり、共同脚本を執筆したりと、協力関係が続く。このほか『Talaash : The Answer Lies Within』(12・未)と『Gold』(18・未)の2本を監督しているが、いずれも女性監督とは思えない骨太な作風で注目された。
1993年8月10日ムンバイ生まれ。13歳の時に、ショーン・ポールの楽曲「Temperature」でヒップホップの世界にハマる。2014年、「Aafat!」でデビュー。同年、彼の人生に基づいた短編ドキュメンタリー『Bombay 70』が製作され、その年のムンバイ映画祭で最優秀短編映画賞を受賞した。
1990年10月2日ムンバイ生まれ。友人に貰ったエミネムや50 CentのCDから強く影響を受け、大学時代から本格的にラップを歌うようになる。2013年、「Yeh Mera Bombay」でデビュー。2016年のシングル「Jungli Sher」のMVはムンバイの40以上の場所でiPhoneを使用して撮影され、話題となる。2017年には、エレクトロニック音楽のプロデューサーNucleyaと共に「Paintra」を制作。同曲はインドのボクサーを描いた映画『Mukkabaaz』(17・未)の劇中歌として使われた。
2015年、2人は「Mere Gully Mein」で初めてコラボレーションし、彼らの暮らし、スラム街の実情を綴った歌詞とメロディはインド中で話題となり、曲は“ムンバイ・ラップ・アンセム”と呼ばれるようになる。 「Mere Gully Mein」はスラムの問題視されるべき日常をラップにのせて伝え、「ニューヨークでヒップホップが生まれた背景と同じようにして、インドでも本物のヒップホップが生まれた」と、現地のメディア、音楽評論家の間で高く評価された。 YouTubeで公開されたMVの視聴数は約2,600万回にも及んでいる(2019/9/19現在)。楽曲は、映画でムラドがMCシェールとスカイと一緒にレコーディングする場面と、MVを撮影する場面で象徴的に使われている。 なお、Divineは映画後半フリースタイルラップ決勝戦の司会役でカメオ出演しているが、Naezyは撮影期間中に音楽活動を休止していた為、参加が叶わなかった。現在は活動を再開している。
2人のアーティストとの出会い
映画の題材となった2人との出会いのきっかけを、監督はこう語る。 「以前『Dil Dhadakne Do』の編集中に、担当者からあるアーティストのミュージックビデオを見せられたの。Naezy(ネィズィー)というMCネームの男の子で、曲は「Aafat(厄災)」。聞いてすぐに引き込まれたわ。」監督は、以前からヒップホップ音楽が好きだったという。「特に90年代のアメリカで人気だったアーティスト――ドクター・ドレー、ビギー・スモールズ(ノトーリアス・B.I.G.)、2PACなどをよく聴いていたんだけど、Naezyは自分のラップを通して実体験を語っていたの。スラムでの苦しい生活や、絶え間ない暴力といった、実際の出来事をね。インドで作られた音楽で、こういう曲は聞いたことがなかったから、彼についてもっと知りたいと思った。そして、インドの音楽業界で、表舞台にはあがってこない世界があることも知ったの。」そこで監督は、Naezyが出演する、ムンバイのライブ会場を訪れた。「その日はもうひとりのアーティスト、Divine(ディヴァイン)がNaezyの前座を務めていた。会場のエネルギーや熱気、雰囲気が素晴らしくてただただ感動し、この場所には何か物語が存在してると感じたわ。彼らと話をしてみると、1時間のつもりが何時間にもなり、数日間があっという間に過ぎた。彼らの語る物語は、情熱的でリアルだった。彼らから話を聞けば聞くほど、この子たちについての作品を撮らなければ、と思ったし、この世界をできるだけリアルに表現した映画を作らなくちゃ、と思うようになったの。」本作では、音楽が印象的な使われ方をしているシーンが幾つかある。音楽と映画の結びつきについて、監督は次のように述べている。「音楽と映画は本質的につながっているのよ。サイレント映画の時代から、音楽は物語が語られるのを助け、時には観客の感情を盛り上げてくれていた。それは今でも同じよね。本作では、楽曲がいろいろな方法で使われているでしょ。例えば、ムラドとサフィナがバスの中で出会ったシーンで使われた遊び心いっぱいの楽曲とか、感動的な盛り上がるシーンで使われた感情をゆさぶるような楽曲とか。それから、ドラマチックなシーンでは、なるべくリアルになるように、あえて“沈黙”もたくさん使ったわ。ムラドと父親の喧嘩シーンとか、サフィナと別れるシーンとかね。」ラップシーンでは、よりリアルに見せる為に、実際にインドで活躍するラッパーたちに協力をしてもらったという。
「本作では、ムラドとシェールが自分たちでトラックを作るシーンが必要だった。そうすることで観客は、その楽曲の背景や、物語を深く知ることができる。ラッパーたちは、私たちがほんのちょっと説明しただけで、その楽曲の制作を手伝ってくれたわ。」
アメリカの有名なラッパーNAS(ナズ)が、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた背景にも、感動的なエピソードがあるという。「ストーリーの中で、世界的なラッパーがやってきて、彼のライブで前座をする地元のラッパーを募集するシーンがあるでしょ。その世界的なラッパーは、誰もが知っている大物アーティストであり、その街の少年たちが憧れるような人物じゃないといけない。NASは条件を全て満たしていたし、本作の主人公と同じく、NASも詞を書くことから始めた人なの。だから、彼のイメージを使わせてもらうことにした。そしたらNASが、作品を観た時に、製作総指揮の1人として参加したいと言ってくれたのよ。さらには、作品に参加したアーティストたちとコラボしたい、とまで言ってくれてね。1曲作ることになって、そこにNAS、Naezy、Divine、ランヴィール・シンら、みんなが参加したというわけ。」
魅力的な登場人物・魅力的なキャスト
本作の見どころの一つに、魅力的なキャスティングが挙げられる。主人公たちを演じた3人の中で、最初に決まったのはアーリアー・バットだった。「アーリアー・バットは、サフィナを演じるために生まれてきたような女優よね。本当言うと、脚本を書いている時すでにアーリアーを思い浮かべていたの。彼女以外に、自信と確信を持ってサフィナを演じられる女優はいないんじゃないか、と思うほどよ。」一方、ムラド役にはランヴィール・シンが選ばれた。「演じるのが難しいのはムラドね。彼はとても内向的で、変化が緩やかで分かりにくい。ムラドを演じるには、実力や経験だけじゃなくて、イメージの合う俳優を探す必要があった。ランヴィール・シンはその強い個性が注目されるけど、私は彼が細かい点にすごく気を配ることができる、素晴らしい俳優だと知っていたの。ランヴィールが演技をすると、その情熱が現場のあちこちに広がっていく。だから、ランヴィールがムラドを演じれば、役の人間性を自分のものにして、本物のムラドになってくれると思ったわけ。」
MCシェールを演じたシッダーント・チャトゥルヴェーディーは映画初出演だが、彼のキャスティングに関しては、ちょっとした偶然が幸運をもたらした。「撮影開始まで1ヶ月を切っても、MCシェール役が決まっていなかったの。MCシェールは、キャスティングするのが難しい役でしょ。なぜなら、ムラド役のランヴィール・シンと張り合える演技力があって、なおかつムラドのメンターとしてふさわしい俳優を選ばなければならなかったからね。それだけじゃなくて、リズム感と存在感も必要だった。シッダーントは、「Inisde Edge」(Amazon Prime製作)というドラマシリーズに出演していたの。私はその番組の打ち上げパーティーに招待された。で、私がバーで飲んでいると、シッダーントの姿が目に留まったわけ。ダンスフロアで踊っている彼は、リズムに合わせてただ揺れているだけだったけど、すごくリズム感があるのが分かった。私は彼に、俳優なのかどうかを聞いて、オーディションを受けにくるように言ったのよ。そうやって、無事MCシェール役が決まったの。」アーリアーが演じるムラドの恋人サフィナは、非常にエキセントリックで強く印象に残る。サフィナという女性のキャラクターの構築について、監督は語る。「サフィナは元々、脚本のリーマー・カーグティーと執筆していた別の作品に登場する予定の人物だったの。その作品は結局うまくいかなかったんだけど、本作のリサーチ段階で、彼女をこの作品に登場させたらおもしろいんじゃないか、って思いついた。サフィナは、お蔵入りにしてしまうなんてもったいないぐらい素晴らしい人物だったから、本作に登場させられて良かったわ。」そんなサフィナのキャラクターもあって、サフィナとムラド、そこに割り込んでくる女性スカイの恋愛模様は、まるで誰かの実体験を見ているかのようだ。「脚本家としての仕事は、登場人物のためのシナリオを作って、彼らがその状況にどんな反応をするか観察することよ。社会格差の壁を感じているムラドみたいな青年にとって、スカイのような女の子は、違う星から来た人に等しい。迷走した時のムラドの行動は、同じ状況だったらきっと多くの人が彼と同じ行動を取ると思う。でも、そこでムラドは気づく。サフィナは、例えて言えば自分の子供時代のようなもの。子供時代のない人なんていないし、自分はそこに戻らなくちゃいけない。一方サフィナにとって、ムラドは自由の象徴なの。サフィナが本来の自分でいることを両親は咎めるけど、ムラドは違う。ムラドは、サフィナが成功して、自立し、経済的な自由を手にすることを願っている。もしサフィナが、両親の望みどおりお見合い結婚をするのなら、ムラドが彼女に呈示した自由を楽しんでいなかったんだと思う。」  では、スカイとムラドは?
「スカイがムラドに興味を持ったのは、彼の音楽の才能をもってすれば、インド社会の経済的格差に根ざす階級意識なんて飛び越えてしまえる、と思ったからよ。」
「Goriye」
(Bhinder Khanpuri, Arjun Blitz & Desi Ma / Prem & Hardeep)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Kaka Bhaniawala, Arjun Blitz & Desi Ma
「Doori Poem」
(Javed Akhtar & Divine / Rishi Rich)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Ranveer Singh
「Everyday (feat. Rod Stewart, Miguel & Mark Ronson)」
(David Keith Bentley, Mark Ronson, Rakim Mayers /
David Keith Bentley, Rakim Mayers,
Frans Chaim Mernick, Mark Ronson)
Published by SONY ATV SONGS LLC,
CONCORD SOUNDS, SONGTRUST STREET,
SONGS OF ZELIG, ASAP ROCKY PUBLISHING LLC,
NEW SONGS ADMINISTRATION LIMITED
Performed by A$AP Rocky, Mark D Ronson, Rod Stewart
「Jahaan Tu Chala」
(Aditya Sharma / Jasleen Royal)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Jasleen Royal
「Sher Aaya Sher」
(Divine / Chandrashekar Kunder)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Divine
「Har Gham Mein Khushi Hai」
(Ace Aka Mumbai / Ace Aka Mumbai)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Ace Aka Mumbai
「Jingostan Beatbox」
(Dub Sharma / Dub Sharma)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Dub Sharma
「Apna Time Aayega」
(Divine & Ankur Tewari / Dub Sharma & Divine)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Ranveer Singh
「Dil Pe Mat Le Yaar」
(Abbas Fakirmohamed Tyrewala / Vishal Bhardwaj)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Asha Bhosle
「NY STATE OF MIND」
(Nasir Jones, Chris Martin / DJ Premier)
Published by EMI APRIL MUSIC INC,
EMI BLACKWOOD MUSIC INC,
ILL WILL MUSIC INC,
ERIC B AND RAKIM MUSIC INC,
IFTED PEARL MUSIC INC
Performed by NAS
「Aane De Aane De」
(Naezy / Naezy)
Published unknown
Performed by Naezy
「Doori」
(Javed Akhtar & Divine / Rishi Rich)
Published by ZEE MUSIC COMPANY
Performed by Ranveer Singh
「Kaam Bhaari」
(Kaam Bhaari /Ankur Tewari & Kaam Bhaari)
Published by Zee Music Company
Performed by Kaam Bhaari
「Mere Gully Mein」
(Divine & Naezy /Divine, Naezy & Sez On The Beat)
Published by Zee Music Company
Performed by Ranveer Singh, Divine & Naezy
「Jeene Mein Aaye Maza」
(Ankur Tewari /Ankur Tewari & Mikey Mccleary)]
Published by Zee Music Company
Performed by Ankur Tewari
「Allah Ke Bande」
(Shekhar, Vishal, Vishal Dadlani /
Shekhar Hasmukh Ravjiani)
Published by Zee Music Company
Performed by Kailash Kher
「Kab Se Kab Tak」
(Kaam Bhaari & Ankur Tewari /Ankur Tewari & Karsh Kale)
Published by Zee Music Company
Performed by Ranveer Singh, Vibha Sara f
「Azadi」
(Divine & Dub Sharma /Dub Sharma & Divine)
Published by Zee Music Company
Performed by Divine & Dub Sharma
「Asli Hip Hop」
(Spitfire / Spitfire)
Published by Zee Music Company
Performed by Ranveer Singh
「Ek Hee Raasta」
(Javed Akhtar / Rishi Rich)
Published by Zee Music Company
Performed by Ranveer Singh
「India 91」
(MC Altaf, MC Todfod, 100 RBH, Maharya,
Noxious D & MC Mawali / Viveick Rajagopalan)
Published by Zee Music Company
Performed by MC Altaf, MC Todfod,
100 RBH, Maharya & Noxious D
「Kadak Ban」
(Mohd. Billal Shaikh / Akshay Mane,
Mohd. Billal Shaikh)
Published Unknown
Performed by Emiway Bantai
「Train Song」
(Javed Akhtar, Karsh Kale & Gaurav Raina,
Tapan Raj / Midival Punditz & Karsh Kale
ft. Raghu Dixit)
Published by Zee Music Company
Performed by Raghu Dixit & Karsh Kale
「NY Se Mumbai」
(NAS, Divine, Naezy, Ranveer Singh /
Xdpro, Illwayno)
Published by Zee Music Company
Performed by NAS, Divine, Naezy,
Ranveer Singh


Gully Boy
Original Motion Picture Soundtrack
iTunesストア、Apple music、Spotifyにて配信中!
劇中に流れるランヴィール・シンが歌う「Mere Gully Mein」、「Apna Time Aayega」、映画のオリジナル楽曲等、全18曲を収録。
iTunes 価格 4,000円

1. Asli Hip Hop/ 2. Mere Gully Mein/ 3. Doori Poem/ 4. Doori/ 5. Train Song/ 6. Jingostan Beatbox/ 7. Sher Aaya Sher/ 8. Jahaan Tu Chala/ 9. Azadi/ 10. Kab Se Kab Tak/ 11. Kaam Bhaari/ 12. Ek Hee Raasta/ 13. Apna Time Aayega/ 14. Jeene Mein Aaye Maza/ 15. Har Gham Mein Khushi Hai/ 16. Jingostan/ 17. Goriye/ 18. India91
※こちらは映画のポスターになります。CDジャケットではありません。ご了承ください。